2007年12月
NO.003号('07年10月分) ~10月は前年比大幅増、トピックス'06年の品別貿易動向~
■1.最新月の概況(主要五カ国)
10月は大幅増、タイから米輸入、韓国から2万トンの重油
DPRKの最新('07年10月)の輸出入合計額(対主要5カ国計)は前年比プラス58の大幅増であった。
南北交易、特に韓国側の輸出が大きく伸びた。(前年比329%増)
同月に実施された南北首脳会談の影響と思われる。
取引額が増加した品目は多岐に渡る。
うち、最も多かったのは1000万ドル相当、2万トンの重油(バンカーC油)である。
同品目は、6か国協議の供与枠とは別途のものと思われる。
対中国は前年比6%増と堅調に伸びている。
今年になって減少傾向が続いてタイは、久しぶりに前年並みとなった。
品目別では、タイからのコメの輸出が多かった。
対ブラジルは当月で若干減少。
対ブラジルは、累年で、朝鮮からの貴金属(くず、スクラップ含)の輸出が増えている。
前月(9月)、約2年ぶりに計上された米国との取引が計上されたが、当月は無かった。
10月の中国からの原油輸入量は3万5千トンであった。
(前号において、9月の原油輸入量を40万トンとしたが、3万5千トンの誤りでした。40万トンは1~9月の累計)
2007年10月の主要五カ国との貿易統計は以下のとおり。 (Value = Million USD)
|
No. |
Country |
Current Month (2007/10) |
Year to Date (2007/1~10) |
||||||||||
|
DPRK's export |
DPRK's import |
Total |
DPRK's export |
DPRK's import |
Total |
||||||||
| Value | Inc | Value | Inc | Value | Inc | Value | Inc | Value | Inc | Value | Inc | ||
|
1 |
China |
44 | -3% | 124 | 9% | 168 | 6% | 481 | 29% | 1,129 | 12% | 1,611 | 16% |
|
2 |
S Korea |
83 | 64% | 130 | 329% | 212 | 163% |
611 |
44% |
828 |
11% | 1,440 | 23% |
|
3 |
Thailand |
3 | -62% | 41 | 175% | 43 | 94% | 32 | -80% | 164 | -16% | 197 | -45% |
|
4 |
Brazil |
12 | 31% | 11 | 210% | 22 | 82% | 85 | 11% | 105 | 121% | 190 | 53% |
|
5 |
Japan |
0 | -100% | 0.8 | -62% | 1 | -89% | 0 | -100% | 7 | -82% | 7 | -94% |
|
Total |
141 | 20% | 306 | 86% | 447 | 58% | 1,210 | 8% | 2,234 | 10% | 3,444 | 9% | |
※出所:各国税関統計
■2. トピックス ~ 2006年の品別貿易動向 ~
電気機器の輸出増,水産物は減少続,燃料調達コスト高
DPRKの輸出を品別分類(HS2けた)で見ると,「電気機器(第85類)」が最大シェア(18%)を占め
金額ベースにおいても前年比141%の大幅増を記録した。
次に「衣類(第62類)」が多く,シェア11%を占め,金額ベースで前年比11%増加した。
続いて「機械類(第84類)」がシェア9%を占め,金額ベースで前年比90%増加している。
そのほかでは「鉱物性燃料(第27類)」,「鉱石類(第26類)」,「亜鉛類(第79類)」などが多い。
「水産物(第03類)」は近年急速にシェアを下げている。
輸入は「鉱物性燃料(第27類)」が最大のシェア(23%)を占めている。
これはほかの品目に比べて圧倒的なシェアであり,金額ベースでも前年比で30%伸びている。
そのほかでは「電気機器(第85類)」,「穀物(第10類)」,「機械類(第84類)」などが多い。
(以下、表、グラフ)








